40代の「恋愛」「出会い」で相手が見ていること
身なりも仕事も手を抜かずにやってきたのに、出会いの場では手応えが続かない。
相手が見ているのは見た目や年収だけでなく、「この人といると落ち着けるか」という居心地だとされています。押さえたいのは、見た目と年収の位置づけ、居心地が40代で効く理由、自分で変えられる部分の3つです。
見た目と年収は「足切り」に近く、差がつくのはその先
見た目や年収が関係ない、という話ではありません。
見た目も収入も、相手を選ぶときに多くの人が目を向ける条件です[1]。ただ、それは「ここを下回ると選びにくい」という線に近いものです。上回るほど評価が積み上がる種類のものではない、というのが編集部の見立てです。
条件をそろえた先で差がつくのは、数字にしにくい部分です。例えば「感じのいい人だったけれど、また会いたいかは別」という感想は、この部分から生まれやすいと編集部は考えています。裏を返せば、生まれつきの条件ではなく、ふるまいで動かせる部分でもあります。
相手が先に確かめているのは「一緒にいて落ち着けるか」
国内の調査で、40代から60代の独身女性が結婚相手に求めることを見ると、「満足いく経済力」はおよそ4割でした[2]。同じ調査で全体に高かったのは、「一緒にいて落ち着ける」「楽しい」「価値観が近い」といった項目です[2]。若い世代を対象にした別の調査でも、相手の人柄を条件に入れる女性はほぼ全員でした[1]。
どちらも結婚相手についての質問なので、恋愛の段階にそのまま重ねられるとは限りません。それでも、相手が何を先に確かめようとしているかの手がかりにはなります。
40代の出会いで、居心地が見た目より効いてくる理由
例えば、40代の相手と初めて食事をする場面を考えてみてください。
相手にも、積み上げてきた仕事があり、休日の過ごし方があり、崩したくない生活のリズムがあります。20代の出会いと違うのはここです。
結婚したくない理由では、「仕事・家事・育児・介護を背負うことになる」が、男性より女性で多く挙がっていました[2]。若い世代でも、相手の家事・育児への姿勢を重視する女性はおよそ7割で、自分の仕事への理解と協力も上位の条件です[1]。
編集部としては、ここで問われているのは「この人といると、自分の生活が削られるか、むしろ楽になるか」だと考えています。見た目と年収は、その判断材料の一部です。
次に会うときから変えられる、3つのふるまい
「落ち着ける」とは、相手が気を遣わずにいられる時間のことです。
ここからは編集部としての提案です。根拠が確立した方法ではありませんが、どれも次に会うときから試せます。
一つ目は、段取りを一人で決めきらないこと。店を選ぶなら、候補を二つに絞って相手に選んでもらう。それだけで、相手は自分の都合や好みを口にしやすくなります。手際よく決めることと、押し切ることは、相手から見ると紙一重です。
二つ目は、相手の仕事の話に評価や助言で返さないこと。「それはどうやって決まったんですか」と質問で返すほうが、話は続きます。仕事で人に教える立場が長いほど、無意識に教える側へ回りがちです。
三つ目は、誘い方に断れる余地を残すこと。「もし都合が合えば」と添え、返事が遅くても催促を重ねない。返信の速さや回数だけで、相手の気持ちを決めつけないことも含みます。距離を縮める場面でも、相手の表情や言葉を見て、嫌がっていないかを確かめながら進めます。
何を「落ち着く」と感じるかは、人によってかなり違います。上の三つも、合う相手と合わない相手がいます。反応を見て、引っ込めたり変えたりしてかまいません。
モテるかどうかは、人としての価値を測るものではありません。ただ、相手が自分の前で楽でいられるかどうかは、見た目や年収と違い、今夜からでも手を入れられる部分です。
出典
[1]第16回出生動向基本調査 結果の概要/国立社会保障・人口問題研究所/2022年/https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16gaiyo.pdf
[2]令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査 報告書のポイント/内閣府男女共同参画局(委託調査)/2022年/https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/hyakunen_r03/00.pdf